社内講師を育成する研修 > 環境変化へは、先手を打って対応する【経営戦略考09/11/25】
25 11月 2009 | By hank in 経営戦略考-日経記事から毎日学ぶ経営戦略の原理原則時代の変化に乗り遅れるのは、戦略的打ち手が不適切であったこと
を意味しますね。時流に逆らうことはできません。逆らうより、
いち早く時流に乗ることを考えるのが、得策です。
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■■ 社内講師を育成する研修
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━━━━━━━━━ 情報源:日本経済新聞 2009.11.25【15面】━
◆法人向けの研修の仕事もやらさせていただいているが、最近の傾向
としては、社内講師を育成する動きがみられる。研修の内製化による
コストダウンだ。
◆また、「教える者が、最もよく学ぶ」という原則からすれば、
社内講師を育成することは、企業としてもメリットがある。その点、
研修業者にとっては脅威となる。
◆ポーターの「5つの競争要因」によると、企業は、業界内での競争
のほか、「買い手」や「供給業者」からの圧力、そして「代替品」や
「新規参入」の脅威にさらされる。
◆研修の内製化は、企業は研修業者にとって「買い手」であり、
社内講師という新しい取り組みは「代替品」にも相当する。
5つの競争要因のうち、2つが該当するとすれば、ダブルパンチだ。
◆しかし、そのような環境でも、研修業者は、たくましく戦略を練る。
25日付けの日本経済新聞には、「企業内教育のレビックグローバル
は新入社員研修の講師を育成するサービスを始める」という記事が
掲載されている。
◆「買い手」の行動が変わったことで、それに対応するサービスを
提供しようというわけだ。また、「代替品」の“開発”に手を貸す
ようなサービスでもある。
◆研修業者としては、自分で自分の首を絞めるような取り組みにも
見えるが、自社がそれをやらなくても、必ず他社がやることは明白
だ。ならば、早いうちに乗り出した方がよい。
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■■ 環境変化へは、先手を打って対応する
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●実のところ、このようなサービスは、今や珍しいことではない。
研修業界全体の流れだとすら言える。「買い手」「代替品」の競争
要因に上手く対応する段階を過ぎ、このサービスでも、業界内での
競争が起きているくらいだ。
●戦略が環境への対応だとすれば、5つの競争要因の動向に従って、
柔軟に対応することを考える必要がある。戦略策定のプロセスで
環境変化を予測・分析する際、5つの競争要因のフレームワークは、
便利に使える。
●基本的な対応は、「先手を打つ」に限る。先述のように、「自分
で自分の首を絞める」と考え、逡巡していると、時代に取り残され
てしまう。
●たとえば、代替品の脅威にさらされることが見込まれたなら、そ
れを排除するのではなく、自ら代替品のビジネスへと乗り換えるこ
とを考えるのが不可欠なのだ。
●だから、企業に社内講師を育成する動きがみられたら、外部講師
を使うメリットを説くことをしつつも、一方では、社内講師育成に
関するサービスを提供することを考えなくてはならない、少なくと
も、そうやってリスクをヘッジすることは必要だ。
●この流れが進むとしたら、いずれは社内講師を育成する社内講師
が登場することになる。人材豊富な大企業なら、それは可能なはず
だ。となると、研修業者として、どこで存在価値を発揮するのか、
今のうちから考えておく方がよい。
●一つの方向性として、最終的には、専門的な知見を持つ教育コン
サルティングサービスを提供することがあるだろう。豊富な事例情
報を持ち、専門特化しなくては構築できないような最新ノウハウを
次々と生み出していくくらいでなければ、社内講師との競争で不安
を抱えることになる。
●5つの競争要因は、業界を取り巻く環境や業界構造を読み解くの
に有用なフレームワークだが、大切なのは、それを見極めた上で、
「先手」の施策を打つことだ。流れに抵抗するのではなく、先手を
打って、ポジションチェンジをすることだ。
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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業を取り巻く環境を、5つの競争要因で分析してみよう。
流れがどこへ向かっているかが見えてきたら、先手を打って、その
流れに乗ることを考えてみよう。そして、さらにその先にあるもの
を予測し、今から準備をしておこう。
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