アイデアっていったい、どこから生まれるのでしょうか?
どう見ても新しいアイデアなんて、出てくるわけがない、と思って
しまうのは、思考が一つの「枠」にはまっているからなのでしょう。
その枠をはずれ、「想定外」の領域に踏み込むことができれば、
アイデアが生まれるでしょう。
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■■ 他社が見落としていたニーズを発見する
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━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2009.11.26【22面】━
◆日々、日経の記事に目を通していると、新しいビジネス発想に
基づく取り組みを多数、発見する。へぇ~、面白いなぁ、と感心した
りもするが、もう少し突っ込んで考えてみたりもする。
◆最も興味があるのは、いったいこのアイデア、どうやって思い
ついたのだろうか?ということだ。日経の記事の場合、それが詳細
に解説されていることもある。
◆26日付けの日経産業新聞には、「景気が低迷しても消費者のニーズ
を満たせる製品を提供できれば利益は出せる」として、小林製薬の
取り組み事例が紹介されている。
◆同社の業績は好調で、「連結経常利益は2010年3月期に2期ぶり
に過去最高を更新する見通しだ」という。「他社が見落としていた
ニーズに応じた新製品を投入」したことが、好業績の要因だそうだ。
◆簡単に書かれてはいるが、「他社が見落としていたニーズ」を、
いったいどうやってみつけているのだろうか。記事はそれについて、
「社員たちの人知れぬ努力がある」と説明している。
◆まず、「新製品開発を担当する社員が消費者の自宅を訪問し、
自分たちの製品がどのように使われているのかを観察している」のだ
そうだ。そうすることにより、意図とは異なる、想定外の使われ方
がされていることを発見する。
◆実例としては、入れ歯洗浄剤の「タフデント」が「洗浄後の仕上げ剤」
として使われていることを発見し、除菌成分を配合することで、
仕上げ機能をより強化したという取り組みが紹介されている。
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■■ 「想定外」を拾う仕組みをつくる
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●市場ニーズの調査なら、どの企業もやっていることのはずだ。
しかし記事は、「このような想定外の使い方はアンケートでは決して
拾えない」と指摘している。
●アンケートの設計は、想定の範囲内にとどまってしまうからだろ
う。やはり現場観察に優る情報源はない、ということかも知れない。
見方を変えれば、アンケートで価値ある情報を得るのは、非常に
難しいということでもある。
●企業のコンサルティングをスタートする場合、最初はトップを
はじめ、幹部陣へのヒアリングを行なうのが一般的だ。その際、
質問票やチェックリストに頼るのは、極力、避けた方がよい。
●アンケートと同様、質問票やチェックリストにも限界があるから
だ。というより、本当に重要な情報を得るのに、ほとんど役に立た
ない。そもそも、それらに織り込めない情報だから、「想定外」
なのだ。
●調査をするには「仮説」を持っておくことが前提だと言われるが、
それが先入観となり、「想定外」を受け止める妨げとなってしまっ
ては、本末転倒になる。
●そのため、インタビューの際は、「今一番、問題だと感じている
ことは何ですか?」のような、ざっくりした質問で始めたりする。
何でも自由に(想定の範囲を超え)、本音で話してもらうように
して、本当に重要な情報を逃さないようにする。
●もちろん、インタビューだけでなく、現場観察も欠かせない。
現場観察とインタビューの、両方の情報を互いに補完させて、顧客企業
の実態に迫っていくわけだ。
●いずれにしろ、「想定外」の情報こそ、ユニークなビジネス発想
につながる。だから、いかにして「想定外」を拾う仕組みを作ること
ができるか、という観点が重要になる。
●「どうやって思いついたのだろうか?」への一つの答えは、
「想定された枠を超えて考えてみた」ということになる。一個人の頭
の中でそれを行なうのは難しいことだが、他人の行動などを「現場観察」
すれば、自身の「想定」から逸脱することも可能になるわけだ。
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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業では、新たなビジネス発想を得るために、どのような
情報収集の仕掛けを持っているだろうか。アンケートのような枠を
外れ、「想定外」を拾う方法を考えてみよう。そのためには、現場
に頻繁に出向くのも、辞さないことだ。
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今日のおまけ ★ 本当は、もっといっぱい情報があります。
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今回の日経産業の記事には、たくさんのビジネス発想のヒントが詰
まっているのですが、ほんの一部だけを取り上げました。
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