【経営戦略考09/01/07】仮想空間サービスの新たな潮流 > なぜセカンドライフは面白くないのか
07 1月 2009 | By hank in 経営戦略考-日経記事から毎日学ぶ経営戦略の原理原則後講釈で失敗を論じるのは、いくらでもできますね。論じるだけで
終わるのではなく、何らかの改善・改革など、建設的な提案や新ア
イデアが欲しいところです。世の中、いろいろな人の失敗や試行錯
誤を踏まえ、進歩・発展してきたわけですから。
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■■ 仮想空間サービスの新たな潮流
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━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2009.01.07【4面】━
◆年が明けると、「今年はいったい、何が流行るのだろう?」とつ
い考えてみたくなる。流行ると思われて、意外と振るわなくなるも
のもあるから、予測は難しい。
◆その最たるものは、仮想空間サービスの「セカンドライフ」では
ないだろうか。私自身、登録はしてみたものの、それきりだ。元々、
“ファーストライフ”で十分に楽しいので、セカンドライフが欲し
いとは思わない、というスタンスだった。
◆7日付けの日本経済新聞と日経産業新聞の両方で、セカンドライ
フ関連の記事が掲載されている。日経本紙(1面)の方は、「セカ
ンドライフの誤算」と題されており、ネガティブな論調だ。
◆その記事によると、「日本ではセカンドライフ関連のベンチャー
が続々と撤退」しているという。「訪問客が少なく、ゴーストタウ
ン化した仮想都市もある」とも。
◆その理由として記事は、バーチャル(仮想)の世界は珍しいもの
ではなくなり、むしろリアル(現実)の世界の希少性が高まったこ
とを指摘している。結局、人間はバーチャルよりもリアルの方を好
むということらしい。
◆一方、日経産業新聞では、セカンドライフ以外の仮想空間サービ
スをとりあげ、「新たな潮流も生まれている」ことを紹介している。
その中でも「ニコッとタウン」は、「わずか3カ月で9万人の登録
ユーザーを集めた」という
◆仮想空間サービスでも、セカンドライフとは、どのように違うの
か。基本的に、セカンドライフの弱点を克服するような作りがなさ
れているようだ。
※記事で紹介されている仮想空間サービス
・ニコッとタウン → http://www.nicotto.jp/
・ダレットワールド → http://dwpc.jp/
・PlayStation Home → http://playstationhome.jp/
・Barbie girls → http://www.barbiegirls.com/homeMtl.html
・Habboホテル → http://www.habbo.jp/
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■■ なぜセカンドライフは面白くないのか
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●たとえば「ニコッとタウン」では、「徹底した安心感」をコンセ
プトにユーザーを集め、女性が75%を占めるという。ネット上のサー
ビスであるにも関わらず、「午前零時に閉店する」。基本機能は
「交流」だ。
●他のサービスについては、「遊び」「イベント」といったコンテ
ンツが充実していたり、対象を絞り込んだ交流機能、「有害情報を
排除する仕組み」といった点が、成功の秘訣として解説されている。
●これらと比較すると、セカンドライフは「運営者が場所の提供に
徹し、出店者が自由にサービスを提供するタイプ」であり、「何で
もできる」一方、「一般ユーザーが何をしたらよいか分からなくな
る欠点もあった」と記事は指摘する。
●当メルマガでは、携帯版GREEが恋愛小説を配信するという記
事を取り上げ、「箱」と「中身」の両方を提供することが必要だと
指摘したことがある。
http://www.senryakukou.com/mlmg/200805/14gree.html
●セカンドライフは、まさに「箱」しか提供しなかったわけだ。し
かし記事に登場するサービスは、しっかりと「中身」を提供してい
る。そのことについて、記事は「まず核となるファンを作り出す方
法論」と表現している。
●セカンドライフの頓挫により、仮想空間サービスに対する評価は
分かれたことだろう。他のサービスが成功を収めることで、セカン
ドライフの弱点も浮き彫りにもなった。
●逆に、セカンドライフの弱点を克服する仮想空間サービスを提供
すれば、多くの人に支持される可能性がある。人気サービスが生ま
れた発想の順序としては、こちらの方だろう。
●つまり、なぜセカンドライフは面白くないのか、と考えてみるわ
けだ。ならば、面白くなる仕掛けを作ればよい。仮想空間サービス
そのものがダメだと考える必要はない。そう考えると、現在人気を
集めているサービスは、セカンドライフの頓挫を踏まえて進化した
ものだとみなすこともできる。
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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業では、自社だけではなく、他社、あるいは、広く世の
中を見渡してみつかる失敗からも学ぶことができているだろうか。
失敗したからと言って全否定するのではなく、失敗要因を分析し、
それを克服したビジネスを考えてみよう。
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