個人事業と法人のメリット、デメリットは?【週末起業クリニック】
05 2月 2010 | By hank in 週末起業クリニック | No Comments Yet■質問:
個人事業主として起業する場合と、法人化した場合のメリット、デ
メリットをご教示ください。
■答え:
週末起業家が法人を設立する場合、主に下記の理由からかと思いま
すので、それぞれについて解説いたします。
(1)節税になる
個人事業よりも、経費として認められる範囲が広くなりますので節
税のメリットがあります。ですがそれは、ある程度の事業規模があっ
ての話です。年商で500万円以上はないと、節税メリットはありま
せん。というのは、利益が出なくても、法人事業税・法人住民税で
7万円は納めなくてはならないからです。
また、経理や税務の手間も面倒で、税理士や記帳代行を雇うとなる
と、その費用もかかってしまいます。ですので、年商規模がそこそ
こ大きくなってから法人化しないと、税金面でのメリットは生まれ
ません。
(2)法人でないと取引できないビジネスをしている
法人相手のビジネスをする場合は、個人事業では取引できず、どう
しても法人化せざるを得ない、とういケースがあります。そのよう
なビジネスに取り組むのなら、選択の余地はなく、法人化する必要
があります。
この場合、事業規模が小さいと(1)のように、節税のメリットも
ないのですが、ビジネスそのものができなければ意味がないので、
泣く泣く法人化をすることになります。
ですので、事業規模が大きくなって節税対策したい、取引先から法
人化を求められている、といった事情がない限り、法人化は急がず、
個人事業主でビジネスを進めていくというのが賢明かと思います。
そのほか、法人化により対外的な信用力が増すというメリットもあ
るですが、最低資本金の制度もなくなり、非常に少ない資本金での
株式会社も多くなっていますので、株式会社だから信用される、と
いう状況でもなくなっています。
また、個人事業であれば、いつでもやめることができますが、法人
を設立すると、清算手続きが面倒です。先述のように、経理や税務
の手間も大変となります。
にも関わらず、あえて法人化する大きなメリットがあるとしたら、
気持ちの問題ではないでしょうか。法人化することで、簡単にやめ
られないので、起業家(経営者)として腹が据わる、というのはあ
ると思います。
あと、法人化といっても、株式会社だけが法人だけではありません。
合同会社(LLC)や合資会社、NPO法人、さらには一般社団法
人といった形態もあります。
たとえば資格を発行するようなビジネスをお考えでしたら、NPO
法人や一般社団法人という形態もあり得るかと思います。節税や取
引先からの要請以外に、ビジネスの特性からみて、NPO法人・一
般社団法人のような形態を選択するのが有利となれば、それは法人
化のメリットとなります。(但し、経理・税務等の手間からは逃れ
られませんが)
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